冬キャンプも流行っているようで、スウェーデントーチに初挑戦する方が増えてきています。
そこで今回は、初めての方にも安心してスウェーデントーチを使っていただけるように、動画も交えてご紹介します!

スウェーントーチって何?
スウェーデントーチとは、別名スウェディッシュトーチやウッドキャンドルなどとも呼ばれているもので、元々はフィンランドで昔から使われていた「かがり火」が発祥だそうです。
丸太に切り目を入れて作るシンプルな構造ながら、とても燃焼効率が良く、上部の火力はかなりのもの。見た目のおしゃれさからも、大注目の焚き火アイテムです。

基本は大事!使い方を教わろう。
①設置
焚き火台の中にスウェディッシュトーチを設置します。倒れやすい太さの場合には、安全のため周りに薪を入れて安定させるようにしましょう。
切り目の下の部分が燃え残る構造ですので、切り目の下にある程度の厚みがあれば地面へ熱が伝わる心配はありません。ただし、場合によっては徐々に崩れてきたりする可能性もありますので、延焼予防のため直火OKのキャンプ場でも焚き火台などの使用をお勧めします。
②着火
切り目の入った上の部分に小枝や新聞紙などを入れ、火をつけます。(※動画では着火剤を使用しています。)
真ん中から炎が上がっているのでトーチの中央内部に火を付けると思いがちですが、横からつけたり内部に火を付けるように頑張る必要はありません。キャンドルのように、上の十字になっている切れ目部分に火をつければ、そのまま下へ下へと燃えていきます。
実際に着火する様子を動画でこちらからご覧ください。
③消火
何らかの理由で、途中で火を消したくなった時には、コップ半分ほどの水を中心から周囲に向かって回し掛けます。思っているよりも少量の水で消火できるので、加減を見ながら少しずつ行ってください。水をかけすぎるとサイトを汚してしまいますし、持ち運びも大変になってしまいますのでご注意を!
完全に火が消えたのを確認し持ち帰ります。よく乾燥させれば、また続きから燃やすことが可能ですよ。(撮影に使ったトーチは、自宅のベランダで1週間放置しておいたら、翌週もちゃんと使えました。)
④後始末
スウェディッシュトーチは、焚き火台の上で使用しても、切り目から下の部分が燃え残る構造です。この部分は、焚き火の薪が燃え残ってしまった時と同様に、きちんと消火して可燃ゴミor燃えカスの廃棄場所へ。
※キャンプ場など施設によって処理のルールが違いますので、確認の上廃棄してくださいね。
要注意!時間に注意すべし。
今回使用した直径17cm程度のスウェディッシュトーチ。燃え始めから火が消えるまではトータル2~3時間程でしたが、燃え残りを焚き火に投入して完全に燃えきるまでには、さらに1~2時間の時間を要しました。
消火して持ち運ぶよりは、焚き火にくべて薪にしてしまう方が簡単な方法ですが、完全消火後に撤収や就寝を考えるとすると、余裕を持った時間に点火する必要がありそうです。

まとめ
今回は、キャンプ場などの施設での使用を想定してお伝えしましたが、直火使用OKのキャンプ場や河原等でも、原則として使用方法は変わらないそうです。燃えカスは、そのままでは自然にかえりませんので、必ず持ち帰りを!安定した場所に設置し、安全に使用できるように、草地で使う場合もコンクリートブロックなどの上に置くといいそうです。万が一倒れても怪我をしないように、サイトレイアウトも広めに取っておくといいと思います。
まだまだ寒い火が続きます。一味違った火遊びグッズを取り入れて、素敵なキャンプをお過ごしくださいね!
